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損切りルールの作り方|逃げ道を先に決める

損切り。エントリー前に撤退価格を決め、そこに来たら機械的に手仕舞う規律。損失を限定し、1回の失敗を致命傷にしないための装置。損切り位置の決め方と、実行すべきサインを記述する。

Author GRID編集部
Updated 2026.06
Read 6分
損切り位置は、エントリー前にチャート上の根拠に基づいて決めておく。

01 — 損切りルールの基本

損切りは、エントリー前に撤退価格を決め、そこに来たら機械的に手仕舞う規律だ。目的は予測を当てることではない——外れたときの損失を一定額に限定することにある。位置はテクニカルの節目(直近安値・サポート・移動平均)を根拠に決める。割れたら想定が崩れる価格、それが撤退の基準になる。

決めた損切り価格までの値幅は、資金管理の許容損失と照合する。超えるならポジション量を減らすか見送る。約定と同時に逆指値を置き、後から動かさない。最も避けるべきは、損切りを不利な方向にずらして「まだ戻る」と保有を続けること。これは損失限定の仕組みそのものを壊す。損切りは、相場に残り続けるための固定費だ。

POINT
損切りは「予測を当てる」ためではなく「外れたときの被害を限定する」ための装置。外れる前提で置く。
注意 / WARNING
損切り価格を不利な方向にずらすのは、損失を限定する仕組み自体を壊す行為。一度決めたら動かさない。
用語 / TERM
逆指値(ストップ注文)=指定価格に達したら自動で約定する注文。損切りの自動執行に使う。

02 — 損切り位置の決め方3ステップ

1
テクニカルの節目を起点にする
直近安値・サポートライン・移動平均線など、割れたら想定が崩れる価格を撤退の基準にする。感覚ではなくチャート上の根拠で決める。
2
許容損失から逆算して照合する
節目までの値幅が資金管理の許容損失を超えないか確認する。超える場合はポジション量を減らすか、見送る。
3
エントリー前に注文を置く
撤退価格が決まったら、約定と同時に逆指値を入れる。後から動かす余地を残さず、機械的に執行できる状態にする。

03 — 損切りを実行すべきサイン

買いシグナル
01 — 設定した損切り価格に到達した02 — エントリーの根拠(サポート・トレンド)が崩れた03 — 想定したシナリオが明確に否定された
売りシグナル
01 — まだ下がるはずと根拠なく保有を続けている02 — 損切り価格を一度動かして遠ざけた03 — 含み損を見たくなくてチャートを閉じた

損切りは負けを認める行為ではなく、次の勝負を続ける権利を買う行為だ。

04 — よくある質問

損切りが続いて損が増える
損切り貧乏は、位置が近すぎるかエントリーが早い可能性が高い。値動きの幅(ボラティリティ)に対し余裕を持った位置と、根拠の明確なエントリーを再検証する。
損切りを動かしてもいい?
不利な方向(遠ざける)に動かすのは禁止。想定が崩れた事実を打ち消す行為になる。利益方向への建値移動(トレーリング)は別物として扱う。
KEY TAKEAWAYS / まとめ
01損切りはエントリー前に撤退価格を決めておく規律
02位置はテクニカルの節目を根拠にし、感覚で決めない
03不利な方向への損切り移動は最も避けるべき行為
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